睡眠時無呼吸症候群 ・Sleep Apnea Syndrome
★ 睡眠中に大きないびきをかく、寝汗がある
★ 朝なかなか起きられない、目覚めがすっきりしない
★ 起床時に、頭重感や口内の乾燥感がある
★ 昼間に、眠気や集中力の低下、体のだるさを感じている
★ 肥満傾向がある
このような症状に心当たりがある方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。夜間にしっかり睡眠をとっているつもりでも、呼吸の通り道に狭い部分があれば、十分に空気(酸素)を取り込むことができず、浅い眠りで休養が不十分となり、昼間の生活に様々な影響を及ぼすことになります。症状が高度になれば、心臓に負担をかけて、不整脈や高血圧、心不全、さらには心筋梗塞、脳梗塞の原因ともなりかねません。また、お子さんの場合には、睡眠時無呼吸が夜尿の原因となったり、体の成長障害や胸郭の変形をきたすこともあると言われています。
睡眠時無呼吸の原因は、お子さんではアデノイド増殖症と口蓋扁桃肥大がほとんどですが、大人の方では肥満の影響が大きく、その他に副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、軟口蓋の形態異常、舌根部分の落ち込みなどが関係している可能性があります。
睡眠時無呼吸が疑われる方は、鼻・咽頭・喉頭・舌に原因となる疾患や病態がないかをファイバー等で確認し、その上で、夜間の呼吸状態の検査により無呼吸の有無および重症度を把握し、それぞれの病態および重症度に応じた治療を行うことになります。
具体的な治療方法としては、肥満傾向がある方では、まず第一に減量を考えることになります。同時に副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎を合併する方では、内服薬・点鼻薬等の保存的治療、鼻粘膜レーザー焼灼や副鼻腔内視鏡手術等の手術的治療を行います。また、扁桃肥大や軟口蓋の形態異常に対しては軟口蓋形成術等の手術的治療が、睡眠中の舌根の落ち込みが疑われる方では下あごを挙上させるマウスピースの装着も考えられます。さらに、重症の睡眠時無呼吸症候群の方では就寝時に鼻にマスクをあてて呼吸を助ける方法(Nasal CPAP)を行うことが考えられます。
ご自宅で睡眠時無呼吸の検査ができます
いびき症状が強く、睡眠時無呼吸が疑われる方は、ご自宅で無呼吸の検査を行うことが出来ます。週の後半に検査機器をお貸し出ししますので、週末の3晩、ご自宅で、ご自身で検査機器を操作して頂き(もちろん操作方法はご説明致します)、週明けに機器をクリニックにお戻し頂ければ、2?3日中に、いびきや無呼吸の有無・重症度等の検査結果が判明します。検査費用は保険3割負担の方で3,000円以下となりますので、疑わしい症状を自覚されている方は、担当医にご相談下さい。